第10回女子Vリーグ in 茨城 パイオニア vs 東レ
但し書き:東レファン閲覧禁止。(読んで気分悪くなられても責任持ちません。悪しからずっ)
7時半にひたちなか市に向けて出発する。 特急のスーパーひたちに乗れば少しだけ早く着くのだが、貧乏人はJR常磐線の鈍行で
ちんたら向かう。
所要時間4時間強かかるが、陳腐ドラマ「プライド」を 木村=レオ様 竹内=オレ様 ホッケー=バレー
企業=パイオニア に置き換えて道中妄想してればあっという間に着くわ〜、 とお気楽に考えいたら、これが超甘かった。
恐るべし!常磐線!まだ朝の9時だというのに、ワンカップ大関でグデングデンのオヤジ、車中で喫煙するオヤジ、そしてそれを注意しない車掌。
このオヤジがとんでもない奴で
「俺はかーちゃんに息子が二十歳になったから別れ てって言われちまってよー。とーちゃんは酒ばっか呑んでるから、もう一緒に居たく
ないって言われちまってよー。だから酒だけは呑むんぢゃねーよ。(グビっ←酒を呑 む音)」と乗ってくる新たな乗客に一人一人に絡みまくる。
オレ様とレオ様のスイートタイムを邪魔すんぢゃねー!!
ノーブルな気質へっぽこには常磐線はちょっと厳しかったわ。
すったもんだがあったが、なんとか現地に到着。
入場するとパイオニア軍団のレビューショー(世間ではこれを練習という。)が繰り 広げられておりました。
やった!東レのレビューなんぞに興味ないも〜ん。 いつみてもパイオニアのレビューは気迫があり、他のチームとの差をひしひしと感じます。
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↑レビューショー中のレオ様 今日も変わらず麗しゅうございます。
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既にパイオニアは決勝ラウンド進出が決まっているから、今日はゲーム的には大切な
勝負ではないが!個人的にはなにがなんでも勝っていただきたい。なぜなら敵がヤングdeパワフル成長著しい大●選手だから。(全日本のレフトは全員俺の敵)
そしてパイオニアは前回も東レに土をつけられているので、2回も同じ相手に負けるなんてレオ様のプライドも許さないでしょう。そしてそして、小娘中心の東レに負けるなんてパイオニア熟女軍団(熟女って歳ぢゃないけど
さー。)のプライドも許さないでしょう。
ってな感じでへっぽこ気合十分で一人で暑苦しく応援。 が、録画していたので声が入るのを恐れて心の中で声援を送る。
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↑プレー直前。引き締まったお顔のレオ様。
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↑相手チームの大●選手の名前がコールされた時、
開場から悲鳴が上がる。
その瞬間の笑顔。
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↑上の画像の1秒後。マッチョさんがレオ様にポンとタッチ。
「レオ、負けるんぢゃないわよっ」byマッチョさん ←幻聴
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1,2セット僅差で東レに取られる。 敗因はズバリ、サーブミスだろう。
アタックに打ち負けたのではないから、プライド(?)傷つかないが、 先週行われた大阪での試合もサーブが不調、ってか相手コートに入らなかった。
疲れがたまってるのか、タイミングが合わないのか、今日もイマイチでらっしゃる。
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↑厳しい表情のレオ様。
「ふぅ〜、若い子相手は疲れるわ。」byレオ様 ←幻聴
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へっぽこは勝ち負けよりもレオ様の不調が心配でたまらなくなってしまった。
なんと途中からジャンピングサーブ禁止令が出たらしく、全員入れてけフローター サーブに変更になったのだ!
レオ様のフローター初めてみちゃった。
観客を喜ばせる観賞用ジャンピングサーブよりも実用的サーブに切り替えて、作戦的には大成功。
セリンジャー監督もずっと立ち上がってる。
あー、こりゃ、勝つのに必死だ。 なにがなんでも勝ちたいんだ。
勝負に関係ない試合だけど、王者は負けちゃいかん。 そうだ、レオ様の不調を嘆いていてもはじまらない。
ってなわけで、オレも録画を忘れて怒鳴りまくりの一人応援。
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↑追いつめられた獅子レオ様
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↑気合を入れ直すレオ様
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レオ様もこれぞエース!というスーパープレイが炸裂!
キレのあるバックアタックがガンガン決まる。
追いつめられた獅子レオ様、身震いするほどカッコええ。
常磐線のオヤジにもまれながら、遠路はるばる来た甲斐があった。
ってゆーか、この試合が今までのベストマッチ! これを見れなかったら一生後悔しただろう。
レオ様のアタックが決まるたびに会場中からため息が漏れていたように思われる。それほど、凄かった!
3,4セットはパイオニアが根性と意地と技で取り返す。
普通3,4セット取ったほうが5セットもその勢いを持続して勝つでしょう。
ふふふ、この勝負パイオニアもらったわ。 と、思ったら東レめなかなかやるな。
5セット目はお互い大差をつけることなく、じりじりとマッチポイントの15点に近づ いていく。
手に汗握る、なんてありきたりの表現では足りないくらいの緊張感に会場中が包まれていた。
結果、14-16でパイオニアが負けた・・・・・・・・・。
小娘どもめ、若いから体力だけはあるのね。(←典型的な負け犬の遠吠え。)
へっぽ こ呆然。
「気合ぢゃー!気合!気合!」と騒いでいたら、見事に口のはじっこが裂けました。 イタイ・・・。
5分ほどその場から立ち上がる事ができず、ぼーっと座りこんでいた。 出待ちをする元気もないくらい、落ち込むへっぽこ。
のろのろとトイレにでもいくか、と会場をでると、パイオニア選手控え室の前でプレ ゼントを抱えた女子の山に出くわす。
ん?プレゼント?そういや、俺も持ってこなかったか?
負け試合で落胆して忘れていたっ!
そうよ、そうよ!負け試合の後でこそレオ様を喜ばさなぁ、ならん! それが現地妻の勤め!
と、気合を入れなおしたが、手渡しなんてやっぱりダメーー!
レオ様に手渡しだなんて、そ〜ぉんな大胆な事、想像しただけで倒れそう。
はぁ、やっぱり郵送にしよ・・・と、とぼとぼ控え室前を後にする。
すると、パイオニアのマネージャーTさんがたまたま目の前に現れた。
そうだ!マネさんにお願いしちゃおう。 と、マネさんを捕まえて、今日の感想などを鼻息荒く述べ、佐々木選手に渡してくだ
さいとずーずーしくお願いしてみる。
そしたら「解りました、レオさんに渡しておきます。」とにっこりと引き受けてくだ さったTマネージャー!
ありがとうございますだ(-人-)
貴女はパイオニアの立派な浅倉南だ!(意味不明) と、思うと同時にやっぱり「レオ」って呼ばれてるんだな、と知る。
さぁ、今日のへっぽこの仕事は全部終わった。
あとは第二試合を一パレーファンとして観戦しよう、と席に戻ろうとしたら、
な、な んとレオ様がつかつかっと俺の目の前に現われた!
ドヒッーーー!
へっぽこ固まる。
言葉もでない。
頭の中、まっ白。
足がガクガク震える。
レオ様はTマネージャーにご用あったわけで、決して俺の所に来たわけではない。 倒れるんぢゃねぇ、俺!
レオ様はTマネさんにトイレに行きたいと、頼んでいた。
(レオ様がふらっとトイレに行ったらパニックになっちゃうもんね〜。と、同時にレ オ様もトイレに行くんだ、と当たり前の事知る。←俺は小百合ストかっ)
しかしTマネさん、気を利かせてくれてレオ様をトイレに先導する前に
「この人(← 俺)から」と、俺の目の前でプレゼントを渡してくださいました。 流石!浅倉南ぢゃ!
反面、俺は気の効いた言葉1つもレオ様にかけれず、その光景を半分気を失いながら みていた。
レオ様は「あ、どうも」と軽くこのへっぽこに会釈をして受け取る。
が、 へっぽこは気がついてしまった。レオ様は負け試合の後で、ファンサービスどころぢゃないことに。
そりゃそうだフルセットを髪の毛一本の差で負けたんだもん。
解るよ、解る。 俺だって悔しくて5分間立ち上がれなかったもん。
プレゼントの事も忘れてたもん。 戦っていたご本人だもん、悔しくて悔しくて笑顔なんか見せれない状態であるのは当
然だ。
レオ様を煩わしてしまった、自分を大いに嘆く。
恋と便意はタイミングが命!なのに・・・。
はぁ〜・・・。 そっとしてあげるのも現地妻の勤めだったのね・・・。
レオ様、ごめんなさいm(_ _)m 現地妻失格です。(←いつからなったんだ?)
嗚呼、俺のバカバカバカ!!
その後第二試合を観戦するが、レオ様の事で頭一杯で上の空。
こんな状態では観戦しない方が良かったのだが、 S席の前の方に座っていたので、途中退場は戦ってるチームに失礼だと思い最後まで
観戦する。
18時半に会場を出て、バス停まで15分かけて歩く。そしたら、なんとバスの営業時間 が過ぎていたのだ!まだ18時代だよ!
タクシーを拾おうとしばし待つが、なかなか来ない。 強風と牛●の臭いにもまれ、駅までとぼとぼビデオ機材をゴロゴロ運びながら歩く。
最高の試合をみれた感動よりも、レオ様を煩わしてしまった自分を呪いながら30分歩いた。
なんて小さな人間っ!!ホントに自分がイヤだ。
タクシーになかなかすれ違わない。 半べそ状態のところで、ようやくタクシーを拾う。
18時半に現地を発って、帰宅したのは24時前。
こうして、バレンタインデーに行われたひたちなか遠征は終わった。
ずーんと落ち込む後半だったが、帰宅して録画したビデオをみて復活する。
やっぱり今日の試合凄かった!
結果が判っているし、負け試合だけど、素晴らしかった!
うん、行ってよかった!うん、そうだぞ、へっぽこ!!
明日の埼玉では癒し系現地妻を目指すのだ、へっぽこ!!
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