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SOUL★AAP

++その6++


★ 2004/5/8 ★

世界最終予選 VSイタリア戦

昨年W杯でレオ様に恋をしてしまってから、早半年。
ついにこの日が来た。
すごーく先の事のように当時は思えたが、この半年レオ様漬けの日々であっという間だった。
試合前日に17歳スタメンというニュースを聞き、試合当日朝方まで悶々とし、会場入り。

我が日本軍は4時半くらいに会場入りされていた。
選手の表情はいつもと同じ様なリラックスな雰囲気。
何も知らなかったら今日がOQTだと思えないくらいだ。

選手のウォームアップのご様子。
レオ様のストレッチを佐野選手がお手伝いしていた。
なんか・・・この光景を見て、胸が痛くなった。
ウォームアップの前にも佐野選手をみかけた。
他の人は彼女にサインやら握手やらをねだっていたが、俺はなんて声をかけたらいいのか解らず、そっと見守るだけだった。
自分が落選しても選手のバックアップをする姿勢にしばし感動。
そんな選手に支えられて今の強い全日本があるんだ、とまた感動。
テンション低めのようにも一見思えるが、ちがう。
みんな今日まで出来ることを全てやりつくして、静かに戦いの時を待っているんだ、と俺は感じた。
柳本君も激を飛ばすことなく、皆をじっとみていた。

反対側のコートにはイタリア美女軍団がいた。
彼女らはボールを使うでもなく、床に座り込んで各人ストレッチや腹筋などをしていた。
ん?やる気ナッシング?それとも時差ボケ? 我が日本軍とは対照的な姿だった。
オマエらなめとんのか〜? 後で痛い目みても知りませんことよ。

俺が会場に戻ると丁度NEWSが始まっていた。
NEWSって30人くらい居るのね。いつのまに細胞分裂したん?
なんでしょう、この会場の異様な盛り上がり? 逆にオイラはテンション下がりまくり。
オイラ一人ぼつ-んと取り残された。はぁ。

国家斉唱の後やっとスタメンが発表される。
前評判通り17歳がスタメン入り! ひえーーーー!!
柳本君世間の注目集める為でなくホントに起用するとは・・・。
昨夜から悶々としていたものの、心のどこかで「まさか」という思いがあった。
が、見事覆される。
柳本君・・・
アテネ行く気ホントにある?
一体レオ様のどこが17歳の劣っているの?
何が不満なの?
イタリア相手よ?
格上相手だよ?
レオ様が真のエースなのよ?
柳本君にお歳暮贈らなかったのがいけなかったの?
と隣に居た友人に散々とクダをまく俺。 が、始まってみてびつくり!

17歳すげぇやるぢゃん!
姫君もすげぇ精度が上がってるぢゃん!
組頭はすげぇ体がキレてるぢゃん!
皆、つけ入る隙がないほどキメキメぢゃん!!
ちょっと、ちょっと、ちょっと! 柳本君の采配が当たった、ってこーゆー状態を言うんぢゃないの。
逆に美女軍団、体がまったりしてる。

客は日本軍が点を決める瞬間でなく、サーブキャッチしただけですんげー盛り上がり。
ちゃちく造ってあるアリーナ席は揺れる揺れる。
もうちょっと落ち着けば?ってくらいヒートアップしていた。

俺は逆に日本軍が調子上げていくたびにテンション落ちる。
試合よりも我が教祖の調子が気になって、気になって、 日本人としてはやってはいけない事をしてしまった。
試合前から試合見ずに控え陣地しか観ないかもよ〜とは言っていたが、 ホントにこれをするとは・・・。
非国民すぎる。そしてバレーファン失格。
すごいイイ試合だったのに、点数をかさねる度に切なくなってきた。
でも、絶対に美女軍団には勝っていただかなくてはならない。
でも、このっままだとレオ様の出番ない。
自分の心の中で散々な葛藤した結果、俺の目は控え陣地に釘漬け。
リベロと交代している大友選手に、辻選手がアドバイスをされていた。
もちろん話しは聞こえないが、アドバイスに違いない。
屋台骨がしっかりしている全日本。
日本軍のおかーさん、辻選手。 ああ、素晴らしい。
レオ様の表情もたまに笑顔をが覗く。ホッ

そんな中、姫君がバックアタックを決めた。
それもあぶなげなく、がっつりと!
トモさんもパイオニアの決勝の時以上に調子いいみたい。
すごーく綺麗&早い。
柳本君すごいチームを作り上げたな。
皆、ホントに成長してる。
右眼でレオ様を観、左眼で試合を観る離れ業をやってのける、へっぽこ。
第1セットなんなく我が日本軍先取。 凄いよ!凄いよー!でもでも・・・。
ああああああーーーーーーああああ!ジレンマ!!

第2セット
美女軍団、ようやく時差ボケから解放されたのでしょうか? やっとエンジンかかってきた。
ジリジリと差を広げて行く。
でも我が日本軍も決して誰々が調子が悪いというのではない。 皆、ミスなくきっちり仕事をしている。
差がつく度にいつレオ様にお声がかかるか緊張して見守っていたが、 どの選手も調子良いので交代はなし。
ミラクル竹下の背中もいつも以上に反っている。
素晴らしい背筋の持ち主ぢゃ!
取れない球もこれはしゃーねぇな、というのばかり。
このセット取られるが、こりゃ仕方ない。
23点まで競った我が日本軍凄い。

第3セット
12人から漏れるのは17歳だとてっきり思っていたのに。
すげぇなー。 おばちゃん、脱帽だよー。
X脚でも、レオ様がいなくてもここまでできるんだ。はぁ

タイムアウトの時、円陣からちょっと離れ気味だったレオ様の背中をぐっとスタッフが押した。
この光景を見て、俺は胸が高鳴った! レオ様、起用あり? 期待していいの?
いや、期待ぢゃない。確信だね。出るよ!レオ様!
だってその時のスタッフさんの瞳が「レオ、オマエが必要だ。」と言っていたもん。

第4セット
俺的には美味しすぎる展開か?
やっと我が日本軍にスキがみえ始めた。
でもレオ様はまだジャージを着込んでいる。
俺は両目でじっーーーっとレオ様をみつめる。
みつめるにも限界はある。
なにせ俺は西アリーナ。
レオ様とは対角線。
だが、俺は見逃さなかった。
柳本君がレオ様に一声かける瞬間を!
すかさず友人にレオ様が出るよ!と告げカメラの準備を促す。
会場の中でレオ様の交代を即座にキャッチしたのは西アリーナ内では絶対俺だ、という自負がある。
(自負するほどの事でもないが・・・。ってかそれほど試合を見てなかった非国民っちゅーこった。)

レオ様さっとジャージをお脱ぎになってジャンプを始める。
まだベンチに入ってないのに、俺はもう絶頂を迎える。
この瞬間から泣き出す&スクリーム。
そこまで大人しかったのにレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオの大絶叫。
周りの人はレオ様がベンチにも入ってないのに、騒いでる俺をみて気がふれたと思ったに違いない。
俺の後に居たお子さまが「ネロってなあに?」と聞く始末。
お父さんがすかさず「ネロぢゃなくてレオだよ。」と教える。

そこで、レオ様満を持してベンチに入る。
選手交代のアラーム音が俺には幸福の鐘の音に聞こえた。
レオ様!よっ、待ってました!真打ち登場!!

↑真打ち登場
いよっ、ナリコマ屋っ
(どこの屋号?)

 

↑気合! 気合! 気合! 気合! 気合! 気合!
レオ発進!

 


6点差!レオがなんとかしてくれるはず!
だってレオ様だもん!
世界最強最美だもん!
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
俺は構えていたビデオを落とす。
誰が一番美しいか皆の衆に知らしてめて、おしまいっ!
美女軍団なんぞ、やっつけておしまいっ!

お父さん「ほら、あれがレオだよ。」と教える。
もっと教えてあげて!レオ様の素晴らしさを!!
お子さま「どれ?誰がレオ?」
とお父さんに執拗に質問するがお父さんだんだんじれったくなって 我が子の問いに無視を決め、レオ様に魅入る。(そうに違いない。)

レオ様美しいバックアタックを決めるが、イタリアに拾われる。
これを拾うって、すげぇ。 てっきり決まったと思いました。
ちっ レオ様次は強打! ブロックにつかまったが力でねじ伏せる。
ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!
結婚してくださぁあああああああいいいいいいい!!(T-T)
ミラクル竹下、二本連続でレオ様にあげる。
一本目は拾われるが、二本目はきっちり美しく仕留める。
ミラクル竹下、レオ様の力を信じてくれてありがとう!!
今度、お中元贈ります。

4点差に詰めた! レオ様きゅーきゅーな状態でジャンプサーブを入れるハメに。
この状態では入れてけサーブの方がいいのではないか?
と思われたが、レオ様男前なジャンプサーブをきっちり二本入れる!
サービスエースではなかったがイタリア軍をかき乱した。
流石美しき仕事人!
だが、残念ながら美しい仕事人が居ても登場が遅すぎてこのセット、イタリアに僅差でもっていかれる。

正念場の第5セット
レオ様何本かアタック打つがイタリアに拾われる。
ラリーが続き、姫君のバックアタックで切った!
その後レオ様の美しすぎるジャンプサーブがサービスエース!
どうしちゃったのーーーーーーーーーーー! いやーーーん!魔球開発?!

レオ様アタックも決まる!!
うぇえええええええん!
シンさん、レオ様にトス上げてくれてありがとう。
今度、お中元贈ります。

レオ様、ぎりぎりのコースでまた決める!
俺のプリンスファンの友人も大騒ぎ。
「全日本男子にレンタルしてくれ!」と頼まれる。
良くってよ、お貸しいたしますわっ。(俺のモノぢゃないが。)
性別なんてレオ様にはまったく意味のないものだから〜。らりほー

12-12
俺は興奮していたが、負ける気はしなかった。
フルセット今まで日本軍は勝ってきたという実績だけでなく、 今、この瞬間のレオ様がキューバ戦の時のお姿とかぶってるから。
救世主、レオ様がいれば絶対に勝てる。
負ける気がしねぇ!!
結果を知ってるからこう書くのではなく、本当にそう思っていた。
というか信じていた。
デュースに持ち込まれてもレオ様が登場した時、以上には心臓バクバクしなかった。

最後の最後 ミラクル司令塔は姫君にボールを連続して託した。
姫君はきっちり決めた。 進化してしまった19歳。
お見事! 劇的な勝利!!!!!!!
おーーーーーーめーーーーーでーーーーーーとーーーぉーーーおお!!

↑勝利の直後のレオ様。

勝利の後に、柳本君も一緒に円陣組んで歓喜の声を上げる瞬間、
柳本君は一番最初にね、レオ様の頭を頭をくしゅって撫でたの。

↑必殺仕事人を誉め讃える柳本大監督。
 違いの解る男、柳本昌一。

勝った喜びよりもむしろ、この瞬間の方が感動した。
監督解ってんぢゃん!レオ様の素晴らしさを!その功績の大きさを!
凡人にはついていけないとか、色々言っちゃったけど、監督見直しました!


↑ジン・ジン・ジンギスカーン
(なんとなく・・・。)

↑仕事後のレオ様。
うきゃっ

 

↑はぁ〜、ビバドンドン

 

そしてへっぽこはまた一つオトナになった。
最初からレオ様がスタメンで出て、
調子が上がらない場合 その交代相手が17歳だったりパワフルちゃんだったりするのはどーしても見たくない光景。
いつも日本軍のピンチを救う、レオ様。 いいぢゃん、美味しい所かっさらえて!
なのでスーパーサブでもこれから文句言わないよ。
(だが、明日は明日でスタメンに入ってなければまたそれはそれできっちり文句言うのだけうけどさ。)

今日、レオ様は日本の乙女の心を何人かっさらったのでしょうか?
今日初めて観る人もいたはず。 また罪深いハート泥棒になってしまったレオ様。
明日も、そして今後もごっそりハートを盗んでください。
そして、世間を「孤高」のイメージで騙してください。

↑君の瞳は1000000ボルト
地上に降りた最後の天使


P.S
.ユニフォームの両肩にひっついてる サロンパスの久●。
どーにかなんないの?ダサすぎる。
折角の肩のデザインが丸つぶれ。もう少しマシな位置があっただろうに・・・。




©heppoko
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